フェアウェイウッドは得意ですか?
と聞かれて、「得意!」と答える方は少数派かと思います。
私の経験上、フェアウェイウッドが得意と答える方は
『ゴルフ歴が長い方』『ジュニアからゴルフをやっていた方』『シニアの方』『女性の方』
というイメージがあります。
単純にフェアウェイウッドをいっぱい打っている方が得意なのではないかなと思います。
フェアウェイウッドは地面から打つクラブで1番長くて、ロフト角も立っています。
そのことから、『芯に当たりにくい』『ボールが上がらない』『飛ばない』『むずかしい』といった
イメージを持たれている方が多いのではないでしょうか?
私自身、フェアウェイウッドを打つ自信がないので、1ラウンドで1回使うか使わないかです。
今回もスチールシャフトシリーズとして、
『フェアウェイウッドもスチールで短尺にしたら当たるのではないか!?』
を検証していきたいと思います(笑)。
その他のスチールシャフトシリーズはこちらからご覧ください。
短尺スチールシャフト5番ウッド製作とスペックの比較!
ヘッドはSYB(サイブ)というブランドのW411Vというモデルです。
たまたまヘッドがあったというだけで、あえてこのヘッドに理由はとくにありません(笑)。
ちなにみヘッドのスペックはヘッド重量が213g、ロフト角が19°で、
2011年発売当初の定価は56,160円とのことです。
ヘッド重量は一般的な5番ウッドと同じくらいで、おそらく42.5インチがメーカー推奨の長さです。
近年、テーラーメイドの5番ウッド(グローレシリーズ以外)はメーカー推奨が42インチなのですが、
他メーカーと比べると少しヘッド重量が重たいです。
メーカーによって標記の長さも違えば、長さの測り方も違うので、
同じ測り方で比べてみたら、
「同じ5番ウッドなのに1インチ違った!」
ということはざらにあることなのです。
話がそれてしまいましたが・・・
作った5番ウッドのスペックはこちらです!
長さ | 41インチ |
バランス | C6 |
総重量 | 362g |
振動数 | 275cpm |
ちなみに、こちらは私が普段使っている5番ウッドです。
ジオテックのGT9フェアウェイウッドでロフトは19°です。
シャフトはスピーダーエボリューション6 FW50Xです。
長さ | 42インチ |
バランス | C9 |
総重量 | 329g |
振動数 | 282cpm |
スチールシャフトは1インチ短くて、総重量が33g重たいです!
スチールシャフトドライバーのブログから読んでいただいている方はご存知かと思いますが、
振動数(シャフトの硬さの目安)はスチールシャフトの方がやわらかい数値が出ます。
試打データはこちら
試打してみた結果がこちらです。
まずはスチールシャフトから
赤字はミスショット
ボールスピード | 打ち出し角 | バックスピン | 左右ブレ | キャリー | |
1 | 57 | 13 | 4187 | 右5 | 199 |
2 | 56 | 12 | 3894 | 右6 | 196 |
3 | 55 | 14 | 4000 | 左10 | 195 |
4 | 52 | 11 | 3169 | 左22 | 176 |
5 | 57 | 16 | 4382 | 右25 | 197 |
6 | 53 | 15 | 3172 | 左21 | 188 |
平均 | 55 | 13 | 3690 | 左15 | 192 |
カーボンシャフトのマイ5番ウッドは
ボールスピード | 打ち出し角 | バックスピン | 左右ブレ | キャリー | |
1 | 57 | 15 | 3570 | 右12 | 204 |
2 | 54 | 12 | 3518 | 左13 | 187 |
3 | 56 | 14 | 3673 | 左19 | 202 |
4 | 58 | 15 | 3840 | 左18 | 209 |
5 | 58 | 14 | 3687 | 左25 | 207 |
6 | 56 | 14 | 4015 | 左31 | 197 |
平均 | 56 | 14 | 3856 | 左27 | 201 |
という感じでした。
調子がよかったのか、意外とマイクラブで当たらないミスは少なかったです(笑)。
当たらないミスの確率は短尺スチールと同じでした。
キャリーで10ヤードくらいカーボンシャフトの方が飛んでいます!
感触的にも「カーボンシャフトの圧勝か!?」と思っていたのですが、
左右ブレに差が出ています!
スチールシャフトは左右10ヤード以内にボールを飛ばせているのが3球ありますが、
カーボンシャフトではなんと1球もありません!
フェアウェイウッドはティーショットに比べて、狭いところに向かって打つので、
飛距離が出ていても、曲がりが大きいと使いにくいですよね。
まとめ
今回、試打してみてフェアウェイウッドの短尺スチールシャフトは試してみる価値ありだと思います!
ただ、スチールシャフトにするとフェアウェイウッドが打てるようになるかと言うと、そうではありません。
7番アイアンに比べると、短尺スチールシャフトでも4インチくらい長いのです。
単純にクラブが長くなると、当てることがむずかしくなります。
「5番アイアンやユーティリティは打てるのに、フェアウェイウッドがとにかく苦手・・・」
という方はすでに打てる技術は持っているけど、カーボンシャフトの軽さが当たらない原因かもしれません。
短尺スチールシャフトにしてもらうと、効果があるかと思います!
私自身、左右ブレが大きく、OBのリスクが高いので、フェアウェイウッドをあまり使いませんが、
スチールシャフトで真っすぐ飛ぶなら、10ヤード飛ばなくても全然いいと思います!
気になった方はぜひお試しください。
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