「アプローチになると急にダフりやトップが出てしまう…」
「グリーン周りの往復ビンタで、いつも100切りを逃してしまう…」
そんなアマチュアゴルファーの救世主として、近年PGAツアーやSNSで大きな話題を呼んでいるアプローチ手法が「バニラピッチ(バニラショット・バニラチップ)」です。
コリン・モリカワ選手などのトッププロを指導するショートゲームコーチ、パーカー・マクラクリン氏が提唱したことで注目を集めていますが、「プロの技だから難しいのでは?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、島根県で1番ゴルフが下手なティーチングプロが、実際に58°ウェッジ(ピッチショット)、ピッチングウェッジ(PW)、7番アイアンの3本を使い、バニラピッチを徹底検証しました!
結論から言うと、劇的にミスは減りますが、誰もが簡単にピンに寄せるにはちょっとしたコツが必要です。
正しい打ち方やメリット・デメリットを忖度なしで解説します。
1. そもそも「バニラピッチ」とは?
バニラピッチの「バニラ(Vanilla)」には、英語のスラングで「普通の」「味付けをしていない基本の」という意味があります。
つまり、手首のコックや余計な体重移動などの「味付け(操作)」を一切排除し、パターと同じストロークで行う最もシンプルなアプローチ手法のことです。
一般的なランニングアプローチでは、ロフトの寝たウェッジを右足寄りに置き、ハンドファーストを強くして打つため、入射角が鋭角になりやすくザックリ(ダフり)のリスクが伴います。
しかしバニラピッチは、クラブの最下点でボールを優しく運ぶため、圧倒的な再現性の高さを誇ります。
2. バニラピッチの構え方と打ち方 3つの基本ポイント
バニラピッチを成功させるためには、通常のアプローチとは異なる独自のセットアップが必要です。
ポイントは以下の3つです。
① グリップはパターと同じように「手のひら」で握る
指先で握る通常のショット用グリップではなく、パターのように手のひら(パーム)で包み込むように握ります。
これにより、手首の余計なスナップやこねる動きを物理的にロックすることができます。
② ボールに極端に近づき、ハンドアップに構える
通常よりもボールの近くに立ち、パターのようにボールを真上から覗き込むイメージで構えます。
この際、クラブのヒール側が少し浮く(ハンドアップ)形になりますが、これで正解です。
接地面積が減るため、芝の抵抗を減らす効果もあります。
③ 手首・頭・膝を固定し、胸の回転で振る
手先でクラブを操作しようとせず、体幹(胸郭)の回転だけでストロークします。
下半身は完全にロックし、パターと全く同じリズムと力感でボールを押し出すように打ちます。
3. 【クラブ別検証】15ヤード・30ヤードで実際に打ってみた結果
今回は「15ヤード」と「30ヤード」の距離を、それぞれ異なるクラブを使ってバニラピッチの効果を検証しました。
| 距離 | 使用クラブ | 通常のアプローチとの違い・結果 |
| 15ヤード | ピッチングウェッジ(PW) | 大きなテークバックが不要なためインパクトの再現性が高く、距離感が非常に安定した。 |
| 30ヤード | 7番アイアン | 振り幅を小さく抑えられるため、ダフる気配が一切ない。驚くほど楽にボールが前に転がってくれた。 |
実際に検証して分かったメリット
- 圧倒的にミス(ザックリ・トップ)が激減する
- 薄い芝や、アマチュアが苦手な「逆目のラフ」でもクリーンに打てる
- 振り幅が小さいため、緊張した場面でもスイングが緩まない
4. ガチ検証だから言える!バニラピッチの注意点とデメリット
魔法のようなアプローチに見えるバニラピッチですが、実際に打ってみて「誰もが簡単にベタピンに寄せられるわけではない」というリアルな弱点も見えてきました。
① そもそも「パターのストローク」が苦手な人には向かない
バニラピッチの根幹はパッティングの動きです。
そのため、普段からパターの方向性や距離感が安定していないゴルファーの場合、アプローチになっても打点がバラついてしまいます。
② グリーンの傾斜を読む能力が必要
バニラピッチは「キャリーを最小限に抑え、ラン(転がり)を使って寄せる」のが基本です。
そのため、キャリーさせた後のボールの転がり方や、グリーンの傾斜・速さをある程度計算できないと、イメージ通りに寄せることは難しくなります。
③ 深いラフでは使えない
ボールがすっぽり沈んでしまうような重く深いラフでは、手首を固定するバニラピッチだと芝の抵抗に負けてヘッドが止まってしまいます。
あくまで「フェアウェイ」「薄い芝」「短いラフ」で威力を発揮する技だと覚えておきましょう。
5. まとめ:条件が揃えばアプローチの難易度は劇的に下がる!
話題の「バニラピッチ」を検証した結果、「アプローチの距離感がいつもバラバラ」「本番でどうしてもザックリが出る」という100切りを目指すゴルファーにとって、最強の武器になることは間違いありません。
まずはグリーン周りから、7番アイアンやPWを持ってパターのようにストロークする感覚を練習場で試してみてください。
「ウェッジで上げなければいけない」という固定観念を捨てるだけで、あなたのゴルフのスコアメイクは驚くほど楽になりますよ!


コメント