こんにちは!
マイゴルフクラブの中島です。
今回は PING i530 #4 アイアン のリシャフト記録をご紹介します。
ご要望は「アイアンセット全体で MCI BLACK 100S を使用しているため、
同じタイミングで振れるようにしたい」というものでした。
🔧 今回の作業内容
純正装着されていた PING TOUR CHROME 2.0(85S) から
Fujikura MCI BLACK 100S へのリシャフトを実施。
「4番アイアンだけタイミングが合いづらい」と感じておられたため、
既存のアイアンセット(MCI BLACK 100S)とフィーリング・挙動を統一することを目的に作業しました。
⚙️ 使用パーツ一覧
| 部位 | モデル名 | 詳細 |
|---|---|---|
| 旧シャフト | PING TOUR CHROME 2.0 85S | シャフト+グリップ総重量:125g |
| 新シャフト | Fujikura MCI BLACK 100S(#3用) | カット後重量:88g |
| グリップ | PALMAX ブラック(バックラインなし) | 重量:50g/ロゴ裏差し |
| ヘッド重量 | 245g | |
| ソケット重量 | 1.3g |
📏 リシャフト前後のスペック比較
| 項目 | リシャフト前 | リシャフト後 |
|---|---|---|
| 長さ | 39.0インチ | 39.0インチ |
| クラブ総重量 | 372g | 393g |
| バランス | D1 | C-9 |
| 振動数 | 305cpm | 288cpm |
🧩 フィーリングの変化
MCI BLACK 100S は、カーボン特有のしなやかさと粘りを両立したモデル。
4番アイアンに装着することで、他の番手と同じタイミングでスイングできる感覚になり、
全体の統一感がしっかりと生まれました。
打ち出し角も高く、弾道の安定性がアップ。
「4番だけ違和感がある」という悩みが解消され、
セット全体で気持ちよく振り抜ける仕上がりになりました。
⚠️ ピンアイアンをリシャフトする際の注意点
今回の作業で改めて感じたのが、
PINGのアイアンはホーゼル(シャフト挿入部分)の内径が広めに作られているという点です。
他メーカーと比べてわずかに余裕があるため、
そのままシャフトを挿すと「まっすぐ刺さりにくい」ことがあります。
DIYで作業される方は、
- シャフトのセンター出しを正確に行う
- エポキシ硬化前に角度をチェックする
- 必要に応じて隙間を調整する
といった工夫が必要です。
ズレたまま固定すると、ロフトやライ角が微妙に変わるリスクがあります。
💬 まとめ
今回のリシャフトでは、
「アイアンセット全体で同じタイミングで振れるようにする」 という目的が達成できました。
PING i530 × MCI BLACK 100S の組み合わせは、
- セット全体のフィーリングを統一したい方
- 重量感のある安定した打ち応えを求める方
- タイミングを重視してスイングしたい方
に特におすすめです。


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