〜ロフト角16°で“楽に上がる”高弾道を狙う〜
こんにちは。マイゴルフクラブの中島です。
今回は**「ドライバーの弾道が低くて飛ばない」**というお悩みを解決するために製作した、
**XXIO PRIME VPドライバー(レディス仕様/ロフト16°)**の記録です。
テーマは明確に――ヘッドのロフトで打ち出し角を上げること。
シャフトはコスパの高いRF EVOを採用し、扱いやすさも両立しています。
制作の背景:ロフトでボールを上げて飛距離ロスを減らす
ご依頼者さまは打ち出し角が低く、キャリー不足にお悩みでした。
ヘッドスピードがそこまで速くない場合、打ち出し角は高いほどキャリーが伸びやすいため、
今回はロフト角12.5° → 16°にすることで、理想的な高さを出すという選択をしました!
クラブスペック(完成後)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル | XXIO PRIME VP |
| ロフト角 | 16° |
| シャフト | ジオテック RF EVO 4L(カット後 41g) カット前46g |
| グリップ | NO1グリップ 43シリーズ(42.2g/バックラインあり・ロゴ表差し) |
| 長さ | 43.5インチ |
| 総重量 | 272g |
| バランス | B-5 |
| 振動数 | 225 cpm |
| ヘッド重量 | 184.7g |
選定ポイント
🔸 ヘッドでボールを上げる(ロフト16°)
XXIO PRIME VPの16°ロフトは、軽量+深重心設計と相まって打ち出しが楽に上がる構成。
ヘッドスピードが30m/s以下の方でもキャリー増を期待できます。
🔸 コスパ重視のRF EVOシャフトを採用
RF EVO 4Lは、軽量でスイングテンポをつかみやすいコスパ優秀シャフト。
ロフトの恩恵(高弾道)を活かしやすく、無理に振らなくても高さが出やすい構成です。
加工時のポイント(注意事項)
ダンロップのクラブはウッドに関しても9mmチップのヘッドが多いです。
8.5mm径シャフトを挿す場合は、挿し口にわずかな隙間が出やすいため、
必要に応じて隙間を調整し、真っ直ぐ挿す加工が大切です。
(接着硬化時のセンタリングも重要。)
結果と考察(現時点の見立て)
現段階では継続検証中ですが、
ロフト角を12.5°→16°としたことで、打ち出し角が上がり、キャリー増が見込まれると思われます。
また、スイングを変えなくても“楽に上がる感覚が得られやすく、
平均飛距離の底上げにつながる可能性が高いと思われます。
まとめ
- テーマは**“ロフトで上げる”:16°採用で楽に上がる高弾道**を狙う。
- シャフトはコスパ重視のRF EVOで扱いやすさを確保。
- ダンロップ系は挿し口の径差に注意。真っ直ぐ挿す加工が精度を左右。
- 現時点の見立て:キャリー増・平均飛距離向上が期待できる構成と思われます。
ご相談・試打のご希望があれば、お気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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